レポートペインタ

【SAP】レポートペインタについて

レポートペインタについて

SAPで標準で用意されている機能としてレポートペインタという機能がある。

主に会計領域で使用されるレポート類(財務諸表や管理会計レポート)を作成する仕組みが提供されている。

会計領域で使用されるレポートなので、ロジ系の有識者で使い方を理解している人があまりおらず、開発で作成する頻度も多くないため、有識者を探すのが難しい。

複雑なコーディングは不要だが、有識者もいない状態で、初見だと理解するまでかなりの時間を要するため、仕組みの理解をしておくことで仕様変更などで柔軟に対応できる。

レポートペインタのイメージ

レポートペインタの概略としては、標準で用意されているレポートペインタ用の構造をレポートで出力機能を作成することができる。

出力の行、列の要素を使用したいテーブルの特性を使用して、作成して出力の値を制御して作成を行う。

レポートペインタは前提として、1つの構造・テーブルからしか値を取得できないため、複数の構造・テーブルより値を取得して出力したい要件には対応できない
また、定義されている項目以外も追加はできない。
レポペ1 レポペ2

レポートペインタの使用可能構造

 

レポートペインタ関連のトランザクションコード

オブジェクト TCD 内容
ライブラリ GR23 ライブラリの照会
ジョブ GR53 ジョブの照会
レポート GRR3 レポートペインタ
移送 GCTR レポートペインタの移送取得

ライブラリ(TCD:GR23)

ライブラリはレポートで読込を行うテーブル、項目を指定する設定。

ライブラリが同じ場合、同じテーブルを使用してライブラリ配下のレポートペインタが作成されるため、取得テーブルまたは項目が異なる場合には、別のライブラリを作成する必要がある。

指定するテーブルは単一のみ可能で、複数のテーブルを結合するなどは不可

ジョブ(TCD:GR53)

レポートを実行するために、ジョブ登録をする必要がある。
ジョブを登録していない場合、レポートを実行できない。

設定はジョブIDとレポートIDを紐付け、「生成」を実行。
生成が完了すれば、レポートが実行できるようになる。

レポートペインタ(TCD:GRR3)

レポートペインタの画面では、標準で用意されているライブラリとレポートペインタが存在している。

基本的に出力したい要件に近いレポートペインタが存在と思われるので、コピー新規で要件により列の項目などを変更して作成すれば、開発が早い。

ただし、標準で用意されているライブラリで対応できない項目などが存在する場合には、新規でライブラリを作成し、ライブラリの特性などを変更して、その配下にレポートペインタを作成する必要がある。