スマートフォーム

【ABAP】SMARTFORMについて

SMART FORMとは

ABAP Smart Formsは、印刷および電子配信のためのフォームを作成、変更するために使用されるABAPプログラミング言語内のツール。

テーブル、グラフィック、およびテキストを含むフォームレイアウトの設計と書式設定のためのグラフィカルインターフェイスが提供される。

Smart Formsには、動的フィールド、計算、およびデータの取得のためのABAPコードも実装することが可能。

PDF、HTML、XMLなど、さまざまな出力形式をサポートしており、請求書、注文書、納品書などのカスタマイズされたフォームを作成するためにSAPシステムで広く使用されている。

SMARTFORMの実装手順

スマートフォームの実装手順概要は下記

手順 説明
1 スマートフォームの作成
2 フォームレイアウトの作成
3 データのバインディング
4 プログラムロジックの実装
5 テストとデバッグ

スマートフォームの作成

ABAPワークベンチで、スマートフォームを作成するためのパッケージを選択し、新しいスマートフォームを作成する。

フォームレイアウトの作成

スマートフォームデザイナー(TCD:SMARTFORMS)を使用して、フォームレイアウトを作成。テキスト、画像、およびテーブルなどのフォームオブジェクトをドラッグアンドドロップして配置し、必要に応じて書式を設定します。

データのバインディング

フォームに表示するデータを選択し、スマートフォームにバインドします。スマートフォームエディタを使用して、バインドされたデータの表示方法を設定することもできます。

プログラムロジックの実装

必要に応じてABAPコードで、フォーム内の動的データを処理および計算することが可能。スマートフォームエディタで、各オブジェクトに対するイベントの処理ロジックを定義することもできる。

テストとデバッグ

スマートフォームをテストし、必要に応じてデバッグします。テスト出力を確認し、必要に応じて修正する。

実行は汎用モジュールが自動生成されるため、スマートフォーム実行用の入力パラメータにデータを設定する必要があるため、スマートフォームが出力されるプログラムを動かして、確認する方が効率がよい。