ABAP

【ABAP】バッググラウンド時のデバッグ実行方法

バッググランドでのデバッグ実行方法

ABAPでバッググラウンドを実行する方法は2種類あります。

  1. オンラインPGで実行してSY-BATCH = ‘X’を設定
  2. ジョブログからデバッグ実行

①に関しては、ABAPのシステム変数なので解説不要かと思います。
ここでは②について方法を解説していきます。

この方法を知っておくと、単体テスト、原因調査時に時間を掛けなくて済むことが多いので、覚えておくと便利な内容です。

実行手順

ジョブログからデバッグを実行したい場合は、以下手順にて実行可能です。

  1. TCD:SM37より実行したジョブログを選択
  2. ジョブログで実行されるPGにブレイクポイントを張る
  3. TCD:JDBGを入力して、エンター押下
  4. ②で張ったブレイクポイントで停止

TCD:SM37より実行したジョブログを選択

デバッグ実行したいジョブログにカーソルを合わせてクリック
SM37

ジョブログで実行されるPGにブレイクポイントを張る

ジョブログで動いているPGにブレイクポイントを設定
ブレイクポイント

TCD:JDBGを入力して、エンター押下

TCD:SM37画面でJDBGを入力して、エンター押下
JDBG

 

 

 

 

 

 

②で張ったブレイクポイントで停止

これでデバッグでブレイクポイントで停止した状態で表示されるので、
後続処理の動作確認が可能になります。

注意点・補足

注意点

注意点としては、ジョブログで設定されたパラメータで動作するので、その点を念頭に置いて動作させる必要があります。

また、更新系のPGだと前提のデータの状態を整えた状態でないと正常系のケースは実行できない場合があるのでその点も注意が必要です。

補足

よく使うのは、ジョブログでエラーとなっているが、机上ロジックでは原因分析しづらい場合、この方法を使用します。

バッググラウンド専用PGの場合では、この方法でしか開発後には検証できないので、覚えておくと便利な実行コマンドです。

デバッグ上で動作確認しながら調査することが可能です。